天然石ガネーシャ像掲載一覧
インド神話の神 ガネーシャ
頭は象、身体は人間の姿をしたガネーシャは、ヒンドゥー教の神の一柱です。
ガネーシャという名前は、古代インドで用いられていたサンスクリット語で、ガナ(群集)のイーシャ(長)を由来としています。
そのほかにも、ヴィナーヤカ(無上)、ヴィグネーシュヴァラ(障害除去)、ガナパティ(群集の主)と、複数の神名を持っています。

富の神様として絶大な人気
インドでは、霊験あらたかなガネーシャに祈願することが習慣となっています。
あらゆる障害を除去するとされるガネーシャは、新しく始めたことを成功に導く神としてや、商売繁盛をもたらす商業の神を司るとされています。
その他にも、智慧(ちえ)を司る学問の神としてや、文化や芸術を司る技芸の神、病苦からの解放をもたらす医術の神であったりと、あらゆる事象を司る万能の神であるとされています。

日本での
ガネーシャ
日本では歓喜天(かんぎてん)と呼ばれ、単身像と双身像とあり、双身像は、男神と女神とが抱擁する姿で表現されています。
商売繫盛、除災招福、病気平癒、縁結び、夫婦和合、子授け・子宝などのご利益をもたらすとされています。
「子孫七代までの福を一代でとる」という言葉があるほど、歓喜天のご利益は凄いことを物語っています。
ガネーシャには、姿の一つ一つに象徴があると云われています。
神話においての各部位や持ち物の象徴をまとめてみましたのでご紹介いたします。
象の頭の象徴
献身、忍耐、知性、真理
目、耳、鼻の象徴
【目】 洞察力、予見力
【耳】 他者の意見を聞き入れる指導としての資質、集中力
【鼻】 物事を取捨選択する能力
牙の象徴
信じるものへの忠誠心・誠実さ
【折れた牙】 良いことを続け、悪いことを捨てる能力
胴体の象徴
すべてのものを包み込む包容力
人生における環境への高い順応性
【大きな太鼓腹】食物への感謝、豊穣と富
手や持ち物の象徴
【開いた手のひら】 神からの恩恵を授ける
【斧】 障害物をなくすために使われる、執着を断ち切る
【縄】 祈る者を最高の目標へと引き寄せる
【菓子(モーダカ)】 自分自身を理解すること、人生を楽しむこと、努力の先に得られるもの
【杖(アンクーシャ)】 自分を信じ、自分で指揮を執ることで自由にする
【蓮の花(ロータス)】 自律、再生、清らかな心、神聖

※彫刻品に関しましては、全てのガネーシャ像が上記の持ち物を手に持っている訳ではございません。
おおよそ共通していますが、持ち物に決まりはなく、ガネーシャ像によっては上記以外の持ち物が彫られてる事も多々ございます。
こうして象徴を知っていくと、ガネーシャの姿一つに一つには、生き方の格言のようなものを感じます。
ガネーシャの根強い人気の理由は、単にご利益が凄いという事だけにとどまらないのかもしれません。

ガネーシャの乗り物として登場するネズミもご紹介いたします。
ネズミの象徴
ネズミの名前は「ムシカ」と呼ばれています。
元は悪魔であったが、ガネーシャによって退治されたあとネズミの姿に変えられたという説があり、暗闇を象徴しているネズミを乗り物にしていることで、ガネーシャが暗闇の世界を調御していることを象徴しています。
においのする方向へ自由に動き回るネズミを、ガネーシャが乗り物にしていることで、欲望と無智を制御してくれるものであることを象徴しています。
ガネーシャがムシカに乗るという事は、象がネズミに乗るような「不可能を可能にする」ことを象徴しています。
ガネーシャに関する神話は数多く存在しているようで、中には別の内容で語られている場合もあるそうです。
どの神話が正しのかではなく、それぞれの神話に登場するガネーシャの物語から何を教訓として読み取ることができるかを大切してみてください。
天然石
ガネーシャ像
インドの職人による手彫りは、石から彫られたとは思えないほど立体的です。
ガネーシャ周りの装飾は、細部に至まで細かい細工が施されており、相当な技術ある職人によって彫られています。
原石の大きさを最大限に活かすデザイン力と、完成したイメージを頭に描き彫り進めていける、ぶれないイメージ力がなくては、ここまでの傑作にはならないはずです。
職人の圧倒的なセンスに感服です。
見た目もユニークで愛らしさがあったり、そばに置いておきたくなる魅力が凝縮されています。
見れば見るほど、心惹かれる一品となっています。
ガネーシャ像を探されている方に、是非おすすめです。

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